お菓子神社を技術で幸せにしてみた 〜UX編〜

こんにちは、TABI LABOのfumiです。
普段はアプリ開発、また社内ではお菓子神社の神主をしています。

社内でサービス開発をし、それがどのように受け入れられていったか。
UI/UXを交えてご紹介します。

OkashiJinja とは

お菓子神社という名前、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
有志が外部で購入してきたお菓子を、社内で購入する。
ふとお菓子が食べたくなったときに買うことのできる社内サービスです。

そのお菓子神社を弊社ではアプリ化し、
OkashiJinjaと呼んでいるのです。

OkashiJinjaは社内電子マネーで購入できるようにするシステムです。
チャージ制で好きなお菓子を選んで購入できます。
これによって、端数まで計算できるようになり、不要な収支のプラマイを抑えることができるのです。
※実際、現在は現金導入中もあり、端数運用はしておりません。

MVP お菓子神社

まずOkashiJinjaを導入する前に、アプリを使わずに運用を実施しました。
現金とツケ払い(ホワイトボードに記入)による購入が可能です。
その場で現金がなくても購入できることがメリットなので
後者をアプリ化のMVPと考え、導入することにしました。

しかしカスタマージャーニーマップなどで調査を進めると、
様々な課題が浮き彫りになりました。

フロアの別れているオフィスで、別の階の人は買いに来るのか。
会社の近くにある競合コンビニにどう対抗するのか。

そして課題解決のために、アンケートを行いました。
すると多くの方がお菓子神社に良い印象を抱いてくれはしたのですが、
そのなかにとても印象的な言葉があったのです。

「4階に上がるのを山寺へ登る感覚に脳内で置き換えて」

お菓子神社に対して、満足度や今後への要望について聞きました。
概ね良好ではありましたが、それよりも注目すべきは自由記述の部分でした。

「4階に上がるのを山寺へ登る感覚に脳内で置き換えてほくそ笑んだりしています」
「鳥居もつくりたいなー」
「先週は3Fのスタンディングデスクにやたらとお土産がたくさんあったので、神様に頼るまでは行かなかった」
「お金持って神社に参ります」
「今週こそは参拝するぞー」

言葉が軒並み神社用語。みんな神社に対して特別な感情をもっているのです。
ただお菓子を買うだけではなく、なにか別の感情がそこに働いています。

ならば、あえて使いたいと思ってもらえるために
「神社感を全面に押し出したアプリにすれば良いのでは?」
と思い、UI/UXを考え始めました。

アプリ OkashiJinja

何よりも重視したのは、つかったときの参拝感、楽しさ。
その余白の演出でした。

UX: まるで参拝するかのような流れで

神社といえば賽銭、神社といえばおみくじ。
支払いではなくお布施。
「購入ありがとうございました」ではなく「大吉!」
言葉もなるべく神社に近づけることで
ただお菓子を購入するのではなく、神社に参拝している体験を表現しました。

UI: メタファー

そしてUIデザインも神社に近づけるようにしました。
神社といえば絵馬。ただお菓子を表示するのではなくカードで並べる。

ただし、お金を扱う部分についてはあえて神社感を出しませんでした。

ここはICカードやクレジットカードのようなUIにしたり
「チャージ」という現代的な言葉を惜しまず使ったりして
「神社を電子化」という体験を重視しました。

さらにここでいらすとやさんの出番。
まさか「電子マネーで賽銭」という奇抜なイラストがあると思わず。
迷わず採用でした。

ユーザーの声

「大吉だ!」「凶だ…」みたいな声がお菓子神社から聞こえるようになりました。
また、「凶しか出ないんですけど」というクレームをいただくこともあります。

ただの便利なアプリではなくなったのです。
これをきっかけとしたコミュニケーションも生まれ
少し豊かな体験を提供することができました。

まとめ

便利なアプリを開発するとしても、何かしらメタファーを導入することで
その行為に意味づけができ、遊びをつくることができます。
使わなければならない という動機から
使いたい という欲求につなげるためには
こういった余白がヒントになるのかもしれません。

 

入荷は地獄。

 

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